後編1を読んでからにしてください
小説自体は続きを読むからです
キングは槌を乱雑に振り回している。
ミラたちもなんとか右に左に避けていたが次第に速くなり、
「わっ、はやい!!」
ミラはもうついていけなかった。
槌はもう目の前に来ていたのに、ミラは避けれなかった。
(だめだ、やられる)
「あぶない!!ミラ君」
レインはとっさにミラをかばってキングの
一撃をくらってしまった。
そして、武器である剣も落としてしまった。
そのまま、めりこむほど壁に叩きつけられた。
「ぐは・・・」
「レイン君!大丈夫??」
ミラは駆け寄り、レインをゆさゆさと揺らす。
「だい・・じょうぶだ。だからゆらさないでくれ。痛い・・から」
「あっ、ごめん」
ミラはパッとてを離した。
「大丈夫だ」
レインは軽やかとはいえないがなんとか立ち上がったが、
「うっ・・」
また膝をついてしまった。
「くっ、せめて炎かなんかをぶつければぬいぐるみだから燃えそうなんだが・・」
「そうか!その手があったね。」
なにかピンときたのだろう、ぶつぶつ唱え出した。
しかし唱えているのは表のミラだった。
「炎をまといし、輝く光よはじけとべ!いろり」
でーんと出てきたのは間違いなく日本文化の一つのいろりである。
「って、なんでいろり!普通は魔法じゃないのか」
「これも魔法だよ。レイン君」
「そんなへんてこりんなやつで倒せると思っているのですか?侵害ですね」
普通ならそうおもうだろう。だが
「それは見てからいってよね!」
どっかから出したマッチを擦り、それをいろりに投げた。
とたん、炎をまとっている栗が乱射された。
激しい爆発音とともにそれは見事にキングに当たった。
「どう?僕もやるでしょ」
燃え続けているキングをバックに得意げに笑うミラ。
「そうだな、すごいな」
しかし、終わりではなかった。
(キングを倒すとは予想外だ・・しかたないあいつを使うか)
ギルバードは近くにあったレバーを引いた。
「ミラ君危ない!」
急にミラの後ろに鎧兵をが現れてミラを切り付けようとした。
(間にあわねぇ・・)
レインは剣を拾おうとしたが今の体では間に合わなかった。
が黒い小さい影が素早く現れた。
「水迅剣!!」
水をまとう剣が鎧を切り付けた。
鎧はその場に倒れた。
「大丈夫か?二人とも」
そこに居たのは・・
「「グレン!!」」
グレンだった。
「悪いな。ミラにレイン」
「心配したんだよ。大丈夫だった?」
「まあ、ばかだからな、グレンは」
「ミラ、悪かったな心配かけて。レイン、お前のほうが馬鹿だ。」
「はいはい、そんだけ言えれば平気だな。」
「そうだね。」
ミラとレインはグレンが戻って来たことにあんどし自然と笑みがこぼれていた。
「くそ、私のコレクションが・・・お前らよくも、出ていけ!」
自分が連れて来たくせに自分勝手な言いようである。
「わかったよ。だがその前に、お前にここに連れてこられたお礼をしなきゃな」
グレンは剣を構えた、本当に切るつもりはなくただの脅しのつもりだった。
が何かに刺さった音がした。
そう誰かを刺したのだ、グレンの剣で。それは
「あんた・・なんで」
「ようやく、見つけた。私の・・血を受け継ぐものを・・・」
ルミナだった彼女はドサリとその場に倒れた。
グレンは傍に駆け寄った、目に大粒の涙を浮かべて。
「なんで、なんでなんでだよ・・」
力無く伸ばした彼女の手はグレンの頭をやさしく子供をあやすように撫でる。
「これで私は・・よかった・・と、おも・・ってるのだか・・ら気に・・しないで。」
「でも、・・」
グレンの言葉は遮られた。彼女に
「忘・れたの?私・・は一度・・死・ん・でいるの・・だからこ・こ・にいるの・はおかしい・・のよ。」
「でも、今は生きていた・・・俺はその今の命を絶とうとしてしまった。俺は殺人者には変わりない。」
「違う・・わ。あなたは・・殺・人・者では・・ないわ。私は死を・・望んでた・・の、だ・か・・ら今・・わた・し・・は今・・幸せなん・・だか・ら」
グレンは首を振った。
「違う、死ぬのは幸せなんかじゃない」
「そうゆう・・幸せ・・もあるの・・あなたに・・・もいつかわかるわ・・最後・・に」
彼女はうっすらと笑ったように見えた。
「ごめん・ね。そ・れと・・・ありが・・とう・・ルベリオ様・・今あなたのもとに・・」
彼女の体は砂になってしまった。
「俺の・・俺のせいだ。俺があのまま、あいつなんかにかまわずに行ってればこんなことにならなかったのに・・また俺のせいなんだ・・」
「グレン、とりあえず行こうぜ。おい、おじさん、この砂は預かるぜ。」
レインは床から絶対に動かないであろうグレンを持ち上げてギルバードのほうを見た。
「ああ、持って行くといい。彼女も私なんかよりも君達のほうがいいと思ってるだろうしのぅ」
ギルバードの言葉に驚きながらも無言でミラたちは屋敷を出たのであった。
「とりあえず、これでいいだろう」
ここは町はずれにあたる場所である、ここに彼女の墓を作ったのである。
「ねぇ、グレン元気出してよ。じゃあないと彼女は報われないよ。」
「俺が元気だったら報われる?そんなことはないだろ。彼女は俺が殺したのに・・」
「報われるよ!絶対に、彼女だって死ぬためだっていっても自分の血をひくものに殺してもらったんだよ。後悔しないわけないじゃないか。だからグレンが元気にしてれば彼女も報われるよ。」
「グレン、オレにはあの人は最後に笑っていたように思えるんだ。だから幸せだったんじゃないか?」
「しあわせ?生きてこそ幸せだろ」
「あの姿が幸せなの?生きる屍なのに、グレン、彼女は最後になんて言ってた?」
「ごめんね、ありがとう。そう言ってた。」
「ね、グレンにお礼を言ってたんだから彼女は幸せだったんだよ。きっと」
「それでも、気にするのか?お前は」
ミラは優しく、レインは厳しい目でグレンを見つめていた。
「そうなのかもな・・彼女笑ってたもんな。幸せなのかもな、だけど俺は彼女が死んで幸せだったとしても俺は彼女を殺した事を忘れない。絶対に・・」
グレンの顔にはまだ少し後悔の念を含んでいた。
「ああ、そうすればいい」
それだけ言いミラたちは黙ってその場を去っていった。
彼らはしばらく黙ったまま歩いっていった。
その後ろのほうに美しい鈴の音と鐘のついたシルクハットを持っていて、歌を歌っている青年がいた。
「魂、こちら手の鳴るほうに・・」
その青年が歌を歌い終わると白い球体が蛍のように淡く光り、
シルクハットの中に入った。
そしてノートを取り出しパラパラとページをめくっていた。
「えっーと、禁忌によって死後の世界に来れず、自分の血をひく者にしか壊せない人形で名前は・・」
青年は持っていたノートを落としそうだだったが何とか持ち直した。
「ルミナ・アシュティ・・ということはあのカエルがグレン・・オイラの母ちゃんを殺した人間・・でも、ミラもいたっすな。よし、タイミングを見計らう為にも後について行くっす。」
青年はシルクハットを被り、ミラたちの向かった方向に歩いっていった。
後がき
なんか久々がこんなですいません。
なんか雑かも知れませんが後々なおしたいです。